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債務整理には、任意整理、民事再生、自己破産という種類がありますが、それぞれの手続きにおいて重要となる法律があります。それぞれの債務整理の手続きごとにご紹介したいと思います。

◇任意整理

任意整理で重要となるのは、利息制限法という法律です。

利息制限法には様々な規定がありますが、任意整理を行ううえで重要となるのは、貸金業者がお金を貸すときの上限利率の定めです。利息制限法では、取引する金額に応じて、業者がとってもいい利息が下記のとおり定められています。

もし業者が、上記の上限利率を超えて利息を取っていた場合は、上限利率でもって引き直し計算をすることができます。その結果、余分に払っていた利息が元本に充当され、いまある借金の額が減ることになります。

利息制限法の上限利率を超えた取引が長い場合、余分に払っていた利息が多くなり、過払いが発生する可能性があります。過払いが発生した場合は、業者に対して返還請求を行います。

◇民事再生

民事再生の手続きを行うと、借金の額が最大で１００万円まで圧縮され、原則として今後３年間で分割返済していくことになります。民事再生を行うための要件や手続きの流れ、今後の弁済など詳細については民事再生法という法律で定められています。

民事再生法では、個人の民事再生に関することだけでなく、会社の民事再生手続きに関しても定められています。

◇自己破産

自己破産を行うための要件や手続きの流れ、免責不許可事由など、自己破産手続きに関することは破産法という法律で定められています。