お役立ちガイド

自己破産の反省文と生活再建策

当事務所が所在する大阪市を管轄する大阪地方裁判所では、自己破産の申し立てをしたあとに、裁判所から「反省文」あるいは「生活再建策」といった作文を提出するよう指示が出ることがあります。


この作文については、自己破産の手続きをされる方ご本人が、手書きで書いていただく必要があります。


どういった内容を書けばいいのかお悩みになる方も多いのですが、「反省文」については、借金をした過去、経緯を振り返っていただき反省すべき点はどういったところを中心にまとめていただくとよいでしょう。


「生活再建策」については、裁判所から、「携帯電話料金の節減について盛り込んでください」「タバコや酒といった嗜好品代の節減について盛り込んでください」といった具体的な指示も併せて出ることがあり、そういった指示が出た場合は、具体的な節減策(今後その支出を、どういった工夫をして減らそうと考えているか)を盛り込んでいただき、今後借金に頼らず生活を送るためにはどうすればよいか、ご自身の収入の範囲内で家計をやりくりするために心がけている点は何か、といった視点で書いていただくとよいかと思います。


また、文字数はどれぐらいの量がよいのですか?というご質問もよくいただくのですが、大阪地裁の場合、特段文字数についての決まりはありません。しかし、2~3行などあまりにも文章量が少ないのは控えていただき、レポート用紙や便箋1枚程度の分量は書いていただく方がよいかと思います。

2022.02.02
カテゴリ:

カテゴリ

月別